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オプションの決済と転売
オプション取引では、期限日(SQ)において権利行使し(されて)決済する以外にもオプション取引市場にて「転売」することもできます。オプション価格(プレミアム)というのは、原資産の価格変動や決済期限までの時間に応じて変動していきます。そのオプション価格の変動を通じてオプションを売り買いして利益を出すこともできます。
オプションの決済
コールオプションやプットオプションなどのオプションは「決済日」に清算されます。
この決済日のことを「SQ」といいます。このあたりは先物取引と同じです。オプションも限月ごとに取引がされており、限月に応じて毎月第2金曜日が決済日となります。ただし、先物は3カ月に1度の限月であるのに対してオプションは毎月限月が設定されている点に注意してください。
参考:限月
日経平均先物取引はヨーロピアンタイプオプションなので、権利行使(清算)はSQ日のみ可能となっています。購入したコールやプットをSQ日まで持っている場合にはその時のSQ価格(清算価格)で自動的に決済されます。
権利行使価格よりもSQ価格が有利であれば(インザマネーの状態なら)自動的に差額を受け取り、不利(アウトオブザマネーの状態)なら権利が放棄されます。
参考:インザマネーとアウトオブザマネー
オプションの転売
なお、日経225オプション取引の場合、権利行使ができるのは決済日(SQ)だけなのですが、オプション取引市場において期間内であればもっているオプションを転売(売却・買い戻し)することもできます。
オプション取引における「プレミアム(オプション料)」というのは、対象となる原資産(この場合は日経225)の値動きによって変動します。
たとえば、9000円のコールオプションがあるとします。このとき、現在の日経平均株価が9000円でプレミアムが100円だとします。その後株価があがり、日経平均が9500円にまで上昇したとします。
このとき、9000円のコールオプションの値段もそれに合わせて上昇します。仮に600円になったとします。
このとき、100円で買ったコールオプションを600円で売ることで500円の差益を得ることもできるのです。これがオプションの転売です。
オプションの売買や転売(反対売買)はオプション取引時間中であればいつでも行うことができます。
なお、具体的なオプションの取引価格(プレミアム)の金額については別途説明します。
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