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プットオプション(Put Option)とは
プットオプションとは、売る権利を意味します。一定の期日(SQ)において指定された価格(権利行使価格)で原資産(日経平均株価)を売ることができる権利です。プットオプションの買い手は権利行使価格よりも日経平均株価が安い場合、権利行使することでSQ価格(清算価格)と行使価格との差額を得ることができます。
プット・オプションって何?
プットオプションとは、あるもの(原資産)を売る権利のことを指します。
日経225オプション取引の場合、原資産は「日経225(日経平均株価)」となり、この株価を売る権利を意味します。なお、単純に「プット」と読んだり、アルファベットで「P」と書く場合もあります。
権利行使価格:9000円
プレミアム:100円
期日(決済日):12月14日
たとえば、上記のようなプットがあるとします。
このときの、9000円という金額のことを「権利行使価格(行使価格)」と呼びます。
プレミアムというのは、このプットの価格(値段)のことを指し、オプションの買い手は100円というプレミアムを支払うことでこの権利を買うことができます。
最後の期日というのが、このプットが有効となる日となります。
つまり、上記のプットオプションは「12月14日に9000円で日経平均株価を売ることができる権利」ということになります。
なお、期日(決済日)については、期間中ならいつでも権利行使ができる「アメリカンタイプ」、期日にしか決済できない「ヨーロピアンタイプ」があります。
日経225オプション取引はヨーロピアンタイプなので、以後もヨーロピアンタイプとして解説を続けます。
決済日に日経平均株価が9000円以下だった場合
決済日(SQ)である12月14日において日経平均株価が9000円以下だった場合。オプションの買い手は9000円で権利行使が可能なプットオプションは権利行使をすることで利益を得ることができます。
ただし、このオプションを買うために、100円のプレミアム(オプション料)を支払っているので、正確には8900円以上で利益を得ることが出います。
逆に、プットオプションの売り手は9000円以下の場合は権利行使されることにより、現在の株価との差額を支払う必要があります。ただし、事前に100円のプレミアム(オプション料)を受け取っているので、正確には8900円以上になった場合に損失が発生することになります。
なお、逆に、日経平均株価が9000円より高かった場合、オプションの買い手は権利行使をせずに放棄します。ですから、プットオプションを買った投資家はオプションの代金である100円(プレミアム)を放棄することになります。
対して、プットオプションの売り手は受け取ったプレミアムである100円がまるまる儲けとなります。
上記がプットオプションの買い手と売り手の損益をグラフ化したものです。買い手、売り手ともに損益分岐点は日経平均株価が8900円の時になります。
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