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投資・投機を目的とした先物取引
先物取引の取引ボリュームとして圧倒的に多いのは「投資」「投機」目的として活用するというものです。普通の株式売買と同じように価格の変動に基づいて利益(利ざや)を得るという投資です。先物取引の場合株の信用取引よりも高いレバレッジが使えるなどのメリットがあります。
先物取引とレバレッジ
レバレッジというのは「てこ」という意味です。「てこの原理」をご存じでっしょうか?てこ(梃子)を使うことで小さな力で大きなものを持ち上げるというものです。
金融取引における「レバレッジ」というのは同様に、「少ない資金で大きな資金を動かす」という意味があります。
先物取引ではその取引の特性上、投資資金の何倍もの取引ができます。理由は本来の先物取引が「リスクヘッジ」を目的としたものだからです。「リスクヘッジ目的の信用取引」で説明したように、ヘッジ目的で先物取引をする場合、将来の価格変動に備えるための「保険」のような扱いです。
100万円分の小麦粉の価格変動に備えるために100万円の資金を預かるというのは現実的ではありません。そのため、先物取引ではわずかな資金を「証拠金」として預かることでその何倍もの取引をすることが認められています。
この証拠金と取引金額の倍率が「レバレッジ倍率」となります。たとえば100万円の取引の証拠金が5万円の場合、100÷5=20(倍)がレバレッジとなります。
高いレバレッジで投資ができる先物取引
こうした特徴から、先物取引を「投機」のための手段として使う人も多くいます。
たとえば、投資資金が10万円あるとします。
普通の10万円の商品を買って、5%値上がりした時の儲けは5000円です。でも先物取引でレバレッジ20倍で取引をしたとします。同じ取引でも10万円の資金で200万円までの取引ができます。同じように5%値上がりした時の儲けは10万円です。
投資資金は10万円ですから、たった5%の値上がりで元本が2倍になるわけです。
このように、高いレバレッジをかけると、利益もそれと倍率で増えるわけです。
一方リスクも同じです。高いレバレッジをかけるとその分リスクも大きくなります。さきほどの例では、5%の値上がりで資金が2倍になりました。しかし、逆に5%値下がりしたら投資基金の全額を失うことになってしまうわけです。
このように、高いレバレッジが利用できる先物取引は使いようによっては投機的な利用もできてしまいます。
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