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ストラングルの買い / ストラングルの売り
ストラングルの買いは同一の権利行使価格のコールとプットを買う戦略です。ストラングルの売りは逆に同一権利行使価格のコールとプットを売る戦略。同一の権利行使価格となることでストラドルよりも大きなプレミアムが動くことになります。ロングストラングル、ショートストラングルとも呼ばれます。
ロングストラングル(ストラングルの買い)
ロングストラングルは異なる権利行使価格のコールオプションとプットオプションを1単位ずつ購入するという
現在の権利行使価格9100円のプットオプション、8900円コールオプションがそれぞれ50円のプレミアム(オプション料)で販売されているとします。
その時のコールオプションプットオプションの損益グラフはそれぞれ下記の青線、黄色線のようになります。
上記のコールオプションとプットオプションをそれぞれ1単位ずつ購入した場合は下記のような合成損益曲線となります。
上記の形がストラングルの買い(ロングストラングル)となるわけです。
基本の形はロングストラドルと似ていますが、
異なる点は、損益の発生条件と支払いプレミアムの大きさです。ストラドルが「同一権利行使価格」でのオプション買いとなるため、必然的にプレミアムが高くなるのに対して、ストラドルは異なる権利行使価格さらに、アウトオブザマネーのオプションを買うことになるため、支払うオプション料(プレミアム)が少なくなります。
一方で、グラフを見ていただくとわかる通り、利益がでない区間がストラドルと比較してストラングルの方が大きくなっています。
そのため、ロングストラドルという戦略は基本的に、かなり大きく相場が動くことが予想されるが、プレミアム支払いのリスクは負いたくないというケース。いうなれば、相場の暴落や暴騰といったリスクをヘッジするための保険として機能することが大きい戦略です。
ショートストラングル(ストラングルの売り)
ショートストラングルは、まさに保険屋的な商売となります。アウトオブザマネーの状態のオプションを売ることで得られるプレミアムはショートストラドルと比較して小さくなりますが、実際の利益エリアをかなり大きく伸ばすことができます。
ショートストラングルの場合は、相場の激変さえなければほぼ確実にプレミアム収入を得ることができる形を作ることも可能です。
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